2026年6月13日、埼玉県鶴ヶ島市上広谷地区の地域住民を対象とした「地域防災・救命体験会」を開催し、25名の皆さまにご参加いただきました。
近年、首都直下地震などの発生が懸念される中、本講習会では「災害への備え」と「いざという時に人を助ける力を身につけること」を目的に、防災の話と救命体験を実施しました。
防災講習会「その備え、何を想定していますか?」

講習会の前半では、「その備え、何を想定していますか?」をテーマに、防災についてのお話をいたしました。
鶴ヶ島市は比較的災害が少ない地域という印象がありますが、大規模地震が発生した場合には家具の転倒やガラスの飛散、停電、火災などにより日常生活が大きく変わる可能性があります。
そこで「想像して備える」「用意して備える」「身につけて備える」という3つの視点から、防災を自分ごととして考えることの重要性についてお話ししました。
防災講習会「いざという時に動ける自分へ」


続いて、「いざという時に動ける自分へ」をテーマに実際にどう備えるかを具体例を出しながらお話いたしました。
「知っている」だけでなく「できる」ことの大切さをテーマに、地震発生時の身の守り方や揺れが収まった後の行動について学びました。
また、防災笛や感震ブレーカー、踏み抜き防止インソールなどの防災用品の紹介や使い方のほか、在宅避難やローリングストック、ペット同行避難、ご近所同士の助け合い(共助)の重要性についても理解を深めました。
救命体験・AED体験

後半は救命体験を実施しました。
救急車が到着するまでには時間を要する場合があり、その間の適切な初期対応が命を左右することがあります。
そこで心肺蘇生法の手順を覚えやすく合言葉にした「あ・い・た・い・し」を使って救命の流れを学びました。
- あ:安全確認
- い:意識の確認
- た:助けを呼ぶ
- い:息(呼吸)の確認
- し:心臓マッサージ
その後、参加者の皆さまにはCPR人形を使って心肺蘇生法とAEDの使用方法を実際に体験していただきました。


今回の参加者のほとんどが要配慮者となる高年齢層で「AEDは難しそう」「自分にできるか不安」という声も聞かれました。しかしその一方で、目が不自由な方(要配慮者)もおり、一生懸命に耳を傾けながら聞く姿がとても印象的でした。
実技では多くの質問が寄せられました。特に高齢者のみの世帯や一人暮らしの方からは、災害時や緊急時への不安の声も聞かれました。
そこで、ご近所同士で日頃から声を掛け合い、助け合える関係づくりの大切さについてお話ししたところ、「近所の人とは仲が良いので、ぜひそうしたい」といった声も聞かれ、地域のつながりの大切さを改めて感じる機会となりました。
また、「災害時の対応を改めて考えるきっかけになった」「AEDは難しいと思っていたが、実際にやってみると楽しかった」といった感想もいただき、参加者の皆さまにとって有意義な学びの時間となったことがうかがえました。
災害はいつ発生するかわかりません。しかし、日頃から備えを行い、正しい知識と技術を身につけることで被害を減らすことができます。
今回の講習会が、防災を「自分ごと」として考え、自分や家族、そして地域の人を守るための備えを見直すきっかけとなれば幸いです。
今後も地域の安全・安心につながる活動を継続してまいります。
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