原子力防災レポート

2024年4月27日(土)、「原子力防災勉強会」を静岡県静岡市にて開催いたしました。
原子力防災は、原子力発電所で事故が起きた時の備えや放射線から身を守るための知識です。

本勉強会では、講師として福井大学附属国際原子力工学研究科の安田仲宏先生をお招きし、「放射線の基礎知識」と「原子力防災」について講義をしていただきました。

会場には57名、オンラインでは127名の情熱クラブの会員が集まり、小さなお子さんも一緒に勉強会に参加しました。

講義の前半「放射線の基礎知識」では、「放射線の発見から利用と規制」の歴史的な背景をご説明いただき、放射線の「便利さ」と「危険」の両側面を経験しながら、リスクを踏まえた上での取り扱い方に至ったことがわかりました。

また、測定器を用いて、身の回りにも自然の放射線があることを確認しました。

後半は、「原子力防災」の講義です。
世界規模で見ていくと定期的に原子力発電所でトラブルや事故が起きています。そして、日本国内の原子力発電所だけでなく、国外の事故により放射性物質が飛散し、風とともに日本に到達するリスクも十分に考えられるとのことです。

原子力災害時に国や行政などの公的機関が行う支援である『公助』では、事前の備えとして、各市町村ごとに原子力災害時の『避難マニュアル』が作られています。
地域によって、情報伝達の手段や避難時の検討事項、機関連携の取り方は様々だそうです。
ここで課題になることは、『自助』と『共助』の対応が間に合っていないことだと教えていただきました。

今回の勉強会の舞台である静岡県には、『浜岡原子力発電所』があります。
静岡県に住む情熱クラブメンバーが、「もしも原子力発電所で事故が起きたら?」と興味を持ち学び始めたことが勉強会を開催するきっかけとなりました。

『自助』と『共助』の課題を達成するためには、身近なリスク(危険)に目を向け、もしもの事態に対応できるように、まずは多角的に「情報を知る」こと、それらを踏まえて自分の判断基準(ものさし)を作ることが大事になります。
そして、少しずつ人と出会い、地域の特性を交えながら協力の形をつくっていく必要があると考えます。

今後も、全国各地の特色を交えながら、「放射線の知識」と「原子力防災」の情報を知り、専門家と出会い、一緒に未来を考える勉強会をつくっていきます。

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