2025年7月26日(土)、「小牧児童館」にて、つながる防災プロジェクト「ダンボール防災キャンプ」が開催されました。

「つながる防災プロジェクト」とは、児童館を軸に地域と損保ジャパンが一緒に行う、災害時の要配慮者を包摂した防災・減災の取り組みで、地域全体で災害に対する理解を深め、協力して準備を進めることを目的とした、参加型の防災イベントです。
今回開催された「ダンボール防災キャンプ」で、私たちは、子どもたちが様々なワークショップを通して防災について考えることができるよう、案を出し合い、計画を立ててきました。
ワークショップの内容を紹介します。
1.避難リュックの中身を考え、実際に使ってみる体験
どんなものが役に立つのか、子どもたちが自ら考え持ってきた防災リュックの中身をチームで共有しました。
キーワードは【防災グッズについておうちの人に教えてあげてね!】


2.防災笛の説明と必要性について学び、ゲームを通してより実践的に体験
子供たちに防災笛をプレゼントして、実際に吹く練習をしました。
「声を届ける手段」の大切さを伝えました。
キーワードは【この小さい笛が、僕と家族を守る大きな音になる】



3.非常食を体験
前回の防災マルシェ同様、ポリ袋で調理した味のついていないおにぎりと、やすまるだしの冷たいスープを提供しました。
少ない食事で過ごす、少ない量で栄養をとる為の食べ方の工夫をお伝えしました。



4.ランタン作り体験
暗闇を自分の手で照らす“明かりの大切さ”を体験しました。
キーワードは【この灯りが、私と家族を守る大きな光になる】


5.ダンボールで“自分だけのベッド”づくりを体験
限られた時間とあるもので想像力を働かせながら工夫してベッドを作りました。
キーワードは【身近にあるダンボールでも工夫すれば、安心に代わる】


6.電気のない夜を体験
災害時の不便さや、普段の暮らしのありがたさを実感する事ができました。


一日を通して、子どもたちは楽しむ時は全力で楽しみ、真剣に話を聞く場面では伝えるメンバーの顔を見て目と耳でしっかり聞く姿勢を見せてくれて、学年を越えてグループになった子達がとても逞しく感じました。
デジタルで知っている事でも、アナログでまずやってみる!ことで、子どもたちにとって「自分ごと」として防災を捉えられる一歩になったと思います。
また、家庭に持ち帰って、親子での備えの見直しや、防災意識の向上に繋がることが
自分と周りの人を助ける実践的な防災力に繋がっていくと思います。
私たちは今後も地域とのつながりを大切にしながら防災意識を高める活動を続けてまいります。

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