2025年5月9日から11日の3日間、福島県いわき市にあるワンダーファーム様のキャンプ場をお借りして、情熱クラブのシンポジウムを開催しました。

シンポジウムでは避難所設営訓練を想定したテントの中で、医療介護福祉班から介護講習を実施させていただきましたので報告します。
はじめまして。
医療介護福祉班所属
神奈川エリア
野末啓子(ノズエケイコ)
と申します。
今回のシンポジウムで私は『人に伝える』という初めての経験をさせていただきました。

その中で一番に伝えたかったのは誰でも介護を受ける可能性と、誰でも介護を行う可能性です。
介護というと、車椅子やベッドで1日の大半を過ごす方が受けるもの。そのように考える方が多いのではないでしょうか。
では、ある日突然腕や足を骨折してしまったらどうでしょうか。
今まで同様に頭を洗う、箸で食事をする、お手洗いに行く、買い物をすることが出来るでしょうか。
考えているより難しいこともあるかもしれません。
目の前の人が困っていたら素通りする人もいるけれど
『どうしましたか?』と声を掛ける人もいるのではないでしょうか?
声掛けはすでに介護の入口です。
介護という漢字は介(たすける)護(まもる)という意味があります。
専門的知識や手技を学ぶことももちろん大切ですが、人として、先ず何が必要なのか、大切な考え方を伝えさせて頂きました。

手技の実習では、アコードインターナショナル様からいただいたトランスポートチェア(布担架)で移動介助を体験してもらうなど充実した時間となりました。
貴重な経験を今後の活動に活かしていけたらと思います。
ありがとうございました。
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