2025年4月27日、熊本市中央区大江にて、自主防災クラブ主催の「第2回炊出しチャレンジ!」が開催され、私たち情熱クラブ一般社団法人もご招待いただきました。
こちらの防災イベントは、地域の皆さんで炊出しを行い、一緒に試食する取り組みで、昨年から行われています。
学校では習わない楽しいワクワク体験や、防災力、サバイバル力、自助・共助の意識を高めるため、私たちが日頃から訓練している活動を、炊出し調理の空き時間を使って、地域の方へ提供させていただきました。
自助とは『災害などの困難な状況において自分自身や家族を守ること』
共助とは『自助の状況を乗り越え、さらに地域や社会の仲間と互いに助け合い、支え合うこと』です。




≪大型テント設営≫
初めての情熱クラブメンバー以外の方に向けた大型テント披露ということで、イベント前日より会場に入り、いつもよりさらに緊張感を持っての設営となりました。
イベント当日は、突然現れた大型テントに、お子様、保護者の方、町内会の皆さんが目を輝かせて喜んでくださり、テント周りには救命道具(担架、ロープ、救命浮き輪など)の展示もし、とても興味を持っていただけました。


≪火起こし大会≫
キャンプ好きなご家庭でなければなかなか使用する機会がないであろうサバイバル術を体験してもらうため、情熱クラブのブッシュクラフトインストラクターによるメタルマッチ(ファイヤースターター)火起こし大会を、ご参加のお子様全員で行いました。
コットンに早く火をつけた方が勝ち進めるサドンデスマッチ。
大いに盛り上がり、お子様の様子を見ていた保護者の方達からも挑戦したいとお声が上がり、急遽、大人だけの火起こしサドンデスマッチも開催に至りました。


≪ポリ袋炊飯ワークショップ≫
お米、お水、 ポリ袋(湯煎可)があれば、湯煎でご飯が炊けるので、みんなで美味しいご飯を炊いてみました。
20分蓋をした鍋で湯煎後、10分保温しながら蒸らします。
参加された方からは「普通の炊飯器で炊いたご飯と変わらない美味しさ」と言っていただけました。
コツは炊飯前にお水に30分以上浸すことと、一つのポリ袋に1合以内のお米で炊くとほぼ間違いなく美味しく炊けます。

≪救命(AED)講習≫
大型テントにて、情熱クラブの応急手当指導員率いる講師が開催致しました。
お子様、保護者の方、地域の方全員が参加してくださり、皆さん集中して真剣に救命講習を受講していただきました。
地域の自助力・共助力をさらに高めるためのお役に立てたかと思います。
参加された皆さんが強く興味を持ってくださる姿を見て、今後も様々な地域で救命(AED)講習などを体験していただく場所を作る必要があると再認識いたしました。




≪防災ホイッスルのお話≫
災害時の防災ホイッスルの必要性について、情熱クラブの防災士からパネルを使いお話をさせていただきました。
お子様たちも最後までしっかりお話を聞いてくださり、イベントの終わりには参加者の皆様へ防災ホイッスルを提供させていただきました。


イベント数日後に地域でアンケートを取っていただき、お子様、保護者の方から、当法人へのメッセージもいただきました。
一部ご紹介させていただきます。
・とても有意義な内容でした。遠くからありがとうございました。
・人命救助という少し難しいテーマも、コミュニケーションやリアクションを交えながら子どもたちの目線で進めてくださってありがとうございました。
・遠くから来てくれて、ありがとうございました!来年も皆んなに色々なことを教えて欲しいと思いました。
・とても話がわかりやすくてりかいできました!活動頑張ってください
私たちの今後の活動の支えとなります。
メッセージ本当にありがとうございました。

今回のイベントに参加いただいたことで、地域全体がより防災・減災に興味を持ち、今後来る災害に備えていただけたら幸いです。
「自分にもできることがある!」ということを子供から大人まで体感していただくことで、より力強い地域づくりのきっかけになると思います。
「炊出しチャレンジ!」主催の自主防災クラブ会長からも、「ぜひ来年も来てください!」とのお言葉をいただきまして、来年に向け、情熱クラブメンバー一同、さらなる経験と知識を重ね、より一層、社会から必要とされるよう切磋琢磨し、日々パワーアップして参りたいと思います。
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