去年に引き続き、静岡市の北部生涯学習センターにて「原子力防災勉強会 in 静岡」を開催させていただきました。

情熱クラブメンバーの他、日頃から交流のある地元静岡県の災害ボランティア9名にもご参加いただき、総勢30名で開催しました。
そして、原子力防災勉強会のゲスト講師は3名。
去年に引き続き、福井大学付属国際原子力工学研究所教授 安田仲宏先生

静岡県環境放射線監視センター 鈴木昭彦さん

東日本大震災・原子力災害伝承館 常任研究員 大杉遥さんに来ていただきました。

そして、私たち情熱クラブのメンバーも、これまで学んできた「原子力防災」を伝えられる人になるために、資料を新しく作り、講師として前に立ち、発表する事にチャレンジしました。
緊張で周りを見る余裕はありませんでしたが、「正しく伝える難しさ」を経験する事ができました。

講習後、みんなで一つの輪になり、「原子力防災勉強会」の感想を講師も含めた全員で一言ずつ言い合う時間を設けました。

一つの輪になり、一人一人が自分の言葉で伝える事で、垣根がなくなり、気持ちも一つになる瞬間を感じました。
「原子力」という言葉で否定的な意見を持つ方もいますが、原子力防災は、原子力の有無を問うものではなく、原子力災害から正しく避難・対応をするための防災なのです。
勉強会に参加いただいた皆様から、
「(原子力防災)おもしろかった」
「放射線のイメージが変わった」
「地元の防災士に伝える」
「正しい情報を知る事で安心して、支援ができる」
また、講師の方から、
「一般の人が原子力防災について説明できる事がすばらしかった」
と感想をいただきました。
静岡県は南海トラフ大地震の際、甚大な被害が予測されます。
その際、浜岡原子力発電所で事故が起き、複合災害となる可能性があります。
その時のためにも、私たちは放射性物質について冷静に正しく情報を得て、こどもや家族を守るためのすべを知っておく必要があります。
学校で地震の際机の下に隠れる事は習います。しかし、原子力防災については学校では教えてくれません。
「原子力防災勉強会」をなぜ学ぶ必要があるのか?一緒に考え学んでいきませんか?
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